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あとがき

 今回のスペイン行きは「羽中田さん夫妻」との出会いから始まりました。韮崎高校出身、高校サッカーでは「天才サッカーマン」という名声を欲しいままにした羽中田さん。不慮の交通事故により車椅子での生活となリました。しかし、ヨハン・クライフにあこがれ、スペイン・バルセロナへサッカーのコーチ学留学されていました。 羽中田さんについて詳しくお知りになりたい方は、著書「みんなの声が聞こえる」「グラシアス」《四谷ラウンド》をお読みください!

みんなの声が聞こえる グラシアス

 スペインから夏休みの一時帰国されたときに知人(吉井さんどうも!)を通して紹介していただき、羽中田さん夫妻と仲良くなりました。スペイン、そしてFCバルセロナが好きだった私は、99年10月のスペインへ帰る送別会のその場で、奥さんのまゆみさんと「遊びにおいでよ」「はい、行きます」とスペイン行きを即決しました。時期はボランティアの学生が休みになる2000年2月をめどに準備をはじめました。
 まず、1番の問題はボランティア集めです。四肢が不自由なので車椅子へ乗り移り、着替え、入浴などなど生活のすべて介護が必要なのです。これは普段ボランティアに来てくれているメンバーを含め4人が集まってくれました(さっちゃん、荒木氏、あややん、まっちゃんどうも! あと一緒に行った山本くん、山本ボラの芳朗くん、あいちゃんお疲れ!)。
 2番目は「トイレ」です。私は大便を自分ですることができません。普段の生活では訪問看護婦さんに浣腸と肛門に指を入れ便をかき出す摘便をしてもらっています。今まで旅行へ出かけるときは看護婦さんを連れていくわけには行かず、いつも親についてきてもらっていました。今回はそのような縛られた現状を打破するために、親を連れていかずボランティアのメンバーにやってもらうことにしました。いつまでも親に頼ってられません!
 10月のその決断から、ボランティアのメンバーに週2回来る訪問看護婦さんに指導していただき、数十回の経験をつんだ1月頃にはもう完璧にできるようになってくれました。
 第3に、スペインは当然スペイン語なのですが、今まで接したことのない言語なので苦労しました。英語は常に耳にすることができますが、スペイン語はそうはいきません。NHKテレビ・ラジオスペイン語講座、本屋で売っているCDつきの本、市の図書館から借りてきた入門ビデオ(全10巻)を使って独学で勉強し、300ぐらいの単語は覚えられました。なんといってもスペイン語は動詞の活用を覚えるのが大変で、例えばir(イール;行く)はvoy(私)、vas(君)、va(彼)、vamos(私たち)、vais(君たち)、van(彼たち)と主語によって変化します。他にも慣れないことがたくさんありますが、発音がほとんどローマ字読みでいいので日本人にはいいかもしれません。全然しゃべれるようにはなりませんでしたが、とても面白いです。
 第4に、「レアル・マドリーvsバルセロナ」のチケットは、日本のサッカー専門の旅行会社(たくみさんどうも!)に飛行機のチケット、行き帰りの数日だけのバルセロナとマドリーのホテルを一緒にお願いして、あとは向こうで気ままに動くことにしました。このチケットなどの試合観戦に関する情報はFCバルセロナ好きのメーリングリストで教えてもらいました(かずさんどうも!)。
 そして電動車椅子サッカーW杯を目指している私は、どうせ行くならサッカーの本場、スペインで電動車椅子サッカーをやりたいと思いました。羽中田さんへお願いしてスペインでの電動車椅子のスポーツの状況を調べていただき、電動車椅子サッカーはないので電動車椅子ホッケーチームとのスポーツ交流会をセッティングしてもらいました(まーくん《笑》、まゆみさんどうも!)。
 今回の旅は本当にいろいろありました。素晴らしい人たちとの出会い、さまざまなトラブル、サッカー選手との貴重な出会いなど今となっては最高の思い出です。しかしマドリー(もちろんR・マドリーも含め)と某航空会社だけは嫌いになりました(笑)。
 ぜひみなさんも機会があればスペインへ行ってみてください。私たちは車椅子で動き回っていたので、たぶん普通の人が観光できる1/3程度しかできていないと思います。もっとたくさん素敵な場所があることでしょう。そして僕の大好きなFCバルセロナの試合をカンプ・ノウで観戦することもお勧めします。
 
 長〜い長〜いHP、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
 それでは、¡Adiós、Hasta la  vista! (アディオス:さよなら、アスタ・ラ・ビスタ:また会う日まで)

2月28日

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