2月25日
今日でグラナダとはお別れです。12:00にチェックアウトしなければならないので、9:00ごろに起きて朝食を食べ、荷物の整理をはじめました。
今回の旅行の私の荷物は、大きな旅行カバン1つ、車椅子の後ろに引っ掛けるバック2つ、手動用のタイヤ、そしてバルセロナの人たちにプレゼントした電動車椅子サッカー用のボール1つ、バンパー8つでした。大きなバックの8割はトイレのときに必要な浣腸などの医療用品ばかりで消費してなくなる荷物ですが、2割のうち洋服は、くつ下・Tシャツ・パンツ各3枚ずつを洗濯して着回し、その他パソコン、西和・和西辞書、髭剃りなどでした。本当は医療用品を使って荷物が減る予定だったのに、バルサのグッズを買いあさったのとホッケー用具をいただいたので大きな荷物はパンパン、入りきらずもう1つ予備に折りたたんで持ってきていたバックもいっぱいでした。どうしよう!!!
荷物の整理をしていると、11:00近くにホテルへマヌエルさん一家が遊びに来てくれました。上の子から、12才のジュンくん、トムくん、サムくん、ルイスくんの男4人兄弟登場です。彼らの、特にサムくんは「きかん坊」もいいところ、すごいパワーで目が離せません! お母さんのみゆきさんは大変だと思います。でも日本語・スペイン語両方使えるバイリンガル暴れん坊です。
チェックアウトを済ませて、マドリー行きの飛行機は夜なので、とりあえず落ち着ける近くの喫茶店へ行きました。その喫茶店にいる間に昨日修理に出した充電器を取りに行ってもらいました。直っているといいのだけど… ダメでした。
その店においてあった「AS」というマドリーよりの新聞の記事には、夢にまで見た、そしてこれを見るためにスペインへ来たといっても過言ではない、私たちが観戦するスペイン最大・最高の試合「R・マドリーvsバルセロナ」は「Falta
un dia」(あと1日)、そして「R・カルロスはタイで行なわれたタイ代表vsブラジル代表に出場、帰りの飛行機で5時間寝たが、バルサに勝つ夢を見る」とふざけた内容が書いてありました。うぉ〜、もう明日なんだ! バルサ頼むよ。考えただけでも興奮して夜も寝れなくなっちゃいそうでした。
またそのお店の子ども、10歳くらいのオスカルくんがヨーロッパのサッカーチームの選手カード集アルバムを持っていたので、「おっ」と思い話しかけてみました。少し話しているとバジャドリーの選手のカードが余っているのでくれるというのです。ありがたくいただきこちらも何か返そうと探すと、バルセロナで買ったグァルディオラのパッケージの「Lay's」というポテトチップについていたグァルディオラのカードを渡すと「もう持っている」とつれない返事。でも仲良くなり、記念写真、住所交換し、日本語のサインが欲しいというので漢字で大きく「高橋弘」と書きました。
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| ポテトチップ「Lay’s」 | おまけのグァルディオラのカード |
楽しい時間を過ごし、あっという間に車椅子タクシーを頼んだ16:00になってしまいました。マヌエルさんのおかげでグラナダも素敵な思い出の地となりました。ここで一家とはお別れと思いきや、マヌエルさんとルイスくんが空港までお見送りにきてくれるというのです。ルイスくんもavion(アビオン:飛行機)が見れるのでウキウキでした。2人以外とお別れし、スペインでも有名なみごとに雪山が連なった「シェラネバダ山脈」を後にしながら空港へ向かいました。行きの大変だったタクシーが思い出されます。
空港にはあの行きのタクシーの運ちゃんがいたので軽く挨拶し、とりあえず荷物が重かったのでさっさと預けました。そしてマヌエルさん、ルイスくんとお別れです。本当にいい人でした。ありがとうございます。こんな調子でいつも誰かに助けてもらえ、とても私たちはラッキーです!
飛行機では3列シートの通路側に私が、となりにボランティアの子が座り、窓側には金髪の女性が1人座っていました。飛行機が離陸し、新聞のスポーツ欄を見終わると(といってもたまに単語がわかるぐらいですが)、彼女が持っている新聞も「見る?」という感じで渡してくれました。その後ドリンクサービスのときなど彼女のお手伝いをしてあげるとスペイン語で話しかけてきました。私もせっかく勉強したのでチャレンジ!と思い片言のスペイン語で話しました。自分の名前、まだスペイン語を勉強して3週間しかたっていないこと、スペインへきた経緯、今まで滞在したところ、サッカーが好きなこと、マドリーでのサッカー観戦予定など話しました。彼女の名前はSolさん(ソル:太陽)で、ベネズエラで大学の先生をしていて、セビージャに行った後にビルバオにいる家族に会いに行ってから帰るといっていました。すっかり意気統合した私たちはメール交換し、スペイン語でメールを書いてくれれば悪いところを直してあげるよと、mi
profesora(ミ・プロフェソーラ:私の先生)になってくれるというのです。赤ペン先生です! 彼女とも現在メール交換していて、この間第1回目の添削をしてもらいました。これを機に英語がまったくダメなのでスペイン語に人生をささげたいと思います(笑)。
| 1番右がSolさん |

今日の出来事はまだまだ長く続きますので、もう少しお付き合いください。
マドリーのバラハス空港へ着きましたがホテルまでの移動手段は何も考えてませんでした。車椅子タクシーがあるかと空港のインフォメーションで聞くと、今職員が少なく交代があと30分で来るので待っていてくださいとのことでした。あまり当てにできない返事に他のところで聞くことにしました。まず私たちの予約してあるホテルに電話してみてました。すると女性の担当者がそういうサービスは行なっていませんと冷たい返事。何度お願いしてもダメでした。しばらくうろちょろしてから、ホテルの予約センターの人が暇そうだったので聞いてみました。するとその人はとても親切に電話でタクシー会社に電話して頼んでくれました。しかも次にホテルの予約をしに来た人に、その人も同じ乗り場へ行くから私たちを一緒に連れていってくれないか頼んでくれました。その人はドイツ人で英語もでき歩いて数分のところへ連れていってくれました。しかしそこはタクシー乗り場ではなくバス乗り場で、そのドイツ人はしばらくすると行ってしまいました。心配になった私たちはまわりの警官に尋ねたりしましたが冷たい返事ばかりです。仕方がないのでさきほどの予約してくれたお兄さんのところへ行って一緒に来てもらいました。すると彼は障害者のようで片足をびっこを引きながら来てくれました。だからやさしかったのでしょう。(後日彼から手紙が来て、いつか日本へ来たいと言っていました)
丁寧にお礼してお別れし、車椅子タクシーに荷物などを積み込みホテルへ出発です。スペインとくに首都マドリーは都会のせいか治安が悪く置き引き、引ったくりが多く、日本人のパスポートは闇で高く売れると日本で聞いていました。まさかあとで実際に起こるとは…
ホテルに着くと、明日の観戦チケットを頼んでいた代理店の人がすでに待っていてくれました。ついにあのプレミアチケットを手に入れられるのです。チケットの枚数を確認しすぐに内ポケにしまいました。これを盗まれたら気が狂ってしまいます。
| 1枚数万円の値がついたプレミアチケット |
すぐにチェックインし先ほどの電話の対応をした女性を探そうとしましたが女性は1人だったのですぐにわかりました。文句の1つでも言わないと気が収まらない私は、タクシーにあった電話番号の書いてあるカードをそのおばちゃんへ渡し、嫌味たらたらに「Esta
es uno regalo para usted!(This is a present
for you)」とカードをプレゼントしました。こんなホテルが4つ星なんて許せません!
荷物はホテル職員に任せて部屋へ行き、とりあえずお腹が減ったので飯を食いに行こうとすると(すでにこの時点で23:30)、山本くんの荷物が1つないのです。パスポートは大丈夫でしたが、城選手のサイン、貴重な尿瓶も入っていました。これがないとトイレ(小)ができないのです。またまたトラブル発生です! 荷物はタクシーからホテルの目の前へ下ろし、ホテルの職員が台車を持ってきて運んでくれたので気が緩んでいました。その場もしくはホテル内でで盗まれてしまったようです。ホテルと話し合い警察を呼んでもらって、警察署に行って書類を書くことになりました。一気にブルーになった私たちは、時間ももうすでに1:00近くなっていてお店もやっていないので、夕食はあきらめ寝ることにしました。