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2月12日

 午前中は雨が降っていたのでお風呂タイム。ハンディーキャップルームでしたが広いのはトイレだけでした。4人掛かりでバスタオルを担架がわりに使って1時間半かけて入浴しました。午後からはスペインでのメインイベント電動車椅子ホッケー&電動車椅子サッカー交流会です。場所が羽中田さんの家のそばだったでまゆみさん(奥さん)の先導でバスを使い、羽中田さん宅へおじゃましました。
 バルセロナのバスは路線によってですが、ランパ(スロープ)が1/2〜2/3についていて、しかも運転手がスロープを出すのではなく、スイッチひとつで運転席に座ったまま電動で出てきます。料金は同じバスならどこまで乗っても150ptsです。20分近くで羽中田さん宅につき電動車椅子サッカー教室の打ち合わせを兼ねながらお茶を飲みました。そのアパートは築80年なのですがエレベーター・オートロックもついています。バルセロナでは築80年は新しいほうだそうです。そのときに現地在住のサッカーカメラマンの鈴井さんと友達のカナちゃんもお手伝いにきてくれました。お茶をご馳走になりながらそこで過ごすこと約1時間、さあ、電動車椅子サッカー普及教室へ出発です。
 近くの大学内にある体育館へ移動し、バルセロナの電動車椅子ホッケーチーム「BCN CRACKERS(バルセロナ・クラッカーズ)」のみなさんと合流・挨拶をしました。1人1人自己紹介したあと簡単なルール説明を受け、さっそくプレーです。電動車椅子ホッケーは、手でスティックを使える人は持ち、持てない人は電動車椅子の前の部分にスティックをボルトで固定します。ボールは野球用の大きさぐらいで何ヶ所も穴の空いたプラスチックでできています。コートはバスケットコートを使用し、ゴールはセンターサークルではない円の中に置きます。普通のホッケーと何も変わりません。そしてゴール前の半円内にはゴールキーパーのみ入ることができます。1チームは5名で、私はセンターフォワード、山本君は右のウィングで同じチームでプレーしました。

自己紹介タイム 電動車椅子ホッケー用ボールとスティック 電動車椅子ホッケー用ゴール

 電動車椅子ホッケーの感想は…「!Eso es interesante!(エッソ・エス・インテレサンテ:おもしろい)」。スティックを使うのでパスが自由に出せることに「快感」を覚えました。悪い点といえばボールが小さいのでうまく扱えずストレスがたまる点ぐらいです。また向こうの体育館は床がすべるので「ドリフト」をテクニックとして使うといっていました。私も思わずやりまくりました。1試合の中で1度だけ私のゴール裏からのセンターリングと山本君のナイスボレー(?)が決まり1点取り、1−1の引分けで終わりました。

電動車椅子ホッケー試合風景その1 電動車椅子ホッケー試合風景その2

次は電動車椅子サッカー紹介です。簡単にルールを説明し実際の反則例、オフサイド(電動車椅子サッカー独特のルール)を見せました。そして実際の試合ですが、ボールが大きいこと、ボールを使っての押し合いができること、手を使わないので障害の差が電動車椅子ホッケーより出にくいことなどからバルセロナのみなさんが生き生きプレーしていたように感じました。しかしあまりにもオフサイドが多く、ペナルティーを取ってしまうと試合が流れなくなってしまうので、今回は楽しんでもらうことを第1に試合を行ないました。
 バルセロナの人たちが乗っている電動車椅子は3輪スクーターのように、ウインカーなどがついているごつい電動車椅子が多く、噂では聞いていた「QUICKIE・F55」というタイプの電動車椅子をはじめて見ました。
 終了後には各プレー用具のプレゼント交換、挨拶、写真撮影、雑談をし、楽しい時間を過ごしました。電動車椅子ホッケーはヨーロッパでは普及していてヨーロッパの大会があるそうです。電動車椅子サッカーはフランスやドイツで聞いたことがあるとバルセロナの人たちは言っていました。

電動車椅子サッカー用具の取りつけ KICK−OFF! 選手全員かなりアツくなってます
参加者全員で記念撮影

 その後は現地在住のノンちゃん(バルセロナ在住12年、おもしろい人!)も一緒にバイキング方式のレストランで食事をしました。まわりのスペイン人たちは噂できいていたように歌ったり飲んだりものすごく陽気で、私たちも両テーブルの人たちと杯を交わしながら飲んだり騒いだりしました。

羽中田さんとノンちゃん 鈴井さんとカナちゃん まゆみさん


 ちなみに車椅子はスペイン語でSilla de ruedas(シージャ・デ・ルエダス)と言います。

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